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逆起電力吸収装置

 回転しているモーターを止めると、慣性で回っているローターが発電機の働きをして電源に電力を回生し、電圧が上がってしまうことがあります。
 それによって、回路部品の定格(耐圧)をオーバーしたり、電源回路の保護が働いて電源が落ちてしまうことがあります。
 そういった問題を防ぐ装置が逆起電力吸収装置です。(回生電力吸収装置とも言います。)

 写真1は、弊社で開発した逆起電力吸収装置の回路基板です。
 電源電圧を超える電圧がモーター側から供給された場合、電源電圧よりも少し高い電圧で電流を吸収してクランプしてしまう回路です。この回路の定格は次の通りです。
 クランプ電圧: 28V±3%
 最大吸収電流: 20A以上
 最大吸収電力(25℃において)
  放熱板付き半導体素子 : 15W
  抵抗(白い四角い素子): 20W

  • 写真1 逆起電力吸収装置の回路基板 逆起電力吸収装置
    ※クリックすると画像が大きくなります。

 安田電子設計事務所には逆起電力吸収装置の設計技術がありますので、モーター停止時のトラブルを防ぐことができます。モーター停止時のトラブルにお困りの方は是非お問い合わせください。