Wi-Fi通信回路の設計を承ります。
Wi-Fiとは無線でインターネットに接続できるようにした通信規格です。そして複数のWi-Fi子機(クライアントと言います)をインターネットに接続するための親機(サーバーと言います)のことをアクセスポイントと言います。つまりWi-Fi子機はアクセスポイント経由でインターネットとつなぐことができます。
しかし親機は必ずしもインターネットと接続せずにローカルネットワークを構成することもできます。その時の親機をソフトアクセスポイントと言います。
Wi-Fiの親機と子機で専用のローカルネットワークを構成すると親機と子機間で、他のネットワークと干渉することなく通信することができます。
弊社では有線のシリアル通信を切って、それぞれにWi-Fiの親機と子機をつなぐことによって有線シリアル通信を無線通信に変えることができるシステムを作りました。Wi-Fiのメリットはブルートゥースなどよりも高速であることです。そのため高速なシリアル通信を無線化することが可能です。
通信のプロトコルはUDPを使用しましたが、TCP/IPを使用することも可能です。
またディップスイッチで子機番号を選択して、1つの親機に対して複数の子機を接続して通信することができるように設計しました。
写真1は内蔵アンテナタイプの基板で、Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02D を使用しています。
写真2は外付けアンテナタイプの基板で、Wi-Fiモジュール ESP-WROOM-02U を使用しています。外付けアンテナタイプのほうが通信距離が伸びますので、アクセスポイント用に適しています。
無線モジュールに ESP32-WROOM を使用すると、1つの無線モジュールで Wi-Fi とブルートゥースの両方に対応することが可能です。
安田電子設計事務所では、様々な Wi-Fiモジュールを使用した無線システムを提供できます。