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マイコンやFPGAを使ってデジタルサーボでモーター制御する場合、デジタルフィルターを作ることになります。
デジタルフィルターの設計というと難しそうですが、制御にはフィルターが必要になってきます。
たとえばPDI制御(比例・微分・積分制御)には微分補償(位相補償フィルター)、積分補償(低域補償フィルター)が必要になってきます。
デジタルフィルターといえばZ変換がつきものですが、Z−1はマイコン制御で言えば1周期遅らすことです。そして結果がどうなるかというのは次の式で計算できます。
厳密式
Z−1=ejωT =cosωT−jsinωT (Tは遅延時間)
近似式(双1次変換)
Z−1=(1−ST/2)/(1+ST/2) (S=jωと思ってください)
通常は近似式で計算し、特に厳密解が必要な場合だけ厳密式を使うのが普通です。
次に積分、微分、LPFの例を上げます。
ここでLPFを計算すると次のようになります。
例えばT=1ms の周期でループを回した場合の計算結果も付け加えておきます。
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K |
G |
f1 |
T=1ms の場合 |
1/2 |
2 |
1/(3πT) |
106Hz |
3/4 |
4 |
1/(7πT) |
45Hz |
7/8 |
8 |
1/(15πT) |
21Hz |
15/16 |
16 |
1/(31πT) |
10Hz |
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割と簡単にできます。
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