キセノン管のフラッシュ回路の設計を承ります。
設計事例1
この設計例はストロボフラッシュにも使用されている最もベーシックな方式です。
フラッシュ用コンデンサ(330V 330μF 2本)には昇圧された310Vの電圧が蓄えられます。
キセノン管はコンデンサに直結され常時310Vが印加されています。しかしキセノン管はトリガー電圧(約4000V)が加えられないと電流は流れません。
トリガー電圧はトリガーコイルと呼ばれる昇圧トランスで発生させます。
トリガーコイルには一瞬の間に大電流を流すためSCRを使用します。
トリガーコイルは写真2の左端の緑色の L1 です。SCRはその上方にあるトランジスタのような形をした部品です。
その間にあるコンデンサC3に蓄えられた電荷をSCRで一瞬にトリガーコイルに流し込むことによって
トリガーコイルから約4000Vのスパイク状のトリガー信号が発生します。
キセノン管にトリガー電圧が加えられると励起して一瞬に200A以上の大電流が流れて強い光が発生します。
このフラッシュ回路には3段階の発光量の切替ができますが、電圧を切り替えて発光量を切り替えています。
安田電子設計事務所にはキセノン管のフラッシュ回路設計技術がありますので、各種フラッシュ回路を提供できます。