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(有)安田電子設計事務所では、各種ワイヤレスリモコン・通信回路の設計・試作を承っております。
各種請け負いますので、ご依頼内容はお問い合わせください。
光ワイヤレスリモコンを使用した電子機器の事例を紹介します。
写真1は送信部、写真2は受信部の電子回路です。
送信部は向きを少しぐらい変えてもリモコンデータが届くように3つの赤外線LEDを付けています。
変調データはマイコンで発生させています。
受信部はリモコン受光ICを使用してマイコンでデコードしていますが、基板はモータードライブ回路なのでノイズが多く出るためシールド付きのリモコン受光ICを採用しました。
写真をクリックすると大きくなります。
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写真1 光ワイヤレスリモコン送信部 |
写真2 光ワイヤレスリモコン受信部 |
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フォーマットはNECフォーマット、ソニーフォーマット、家製協フォーマットなどがありますが、いろいろな電機製品と競合しないために家製協フォーマットを採用しました。(もちろんどのフォーマットでも設計可能です。)
家製協フォーマットの説明をします。
データには16ビットのカスタムコードを含んでいます。これによって別メーカ間の干渉を防いでいます。
カスタムコードは財団法人家電製品協会が管理しています。
写真のリモコンは弊社がカスタムコードの申請を代行して取得しました。
取得には次の条件が必要です。
1 対象商品は、あくまで家電製品であること
2 対象商品は、本体とリモコン一式で同一自社ブランド名であること
3 同一ブランド商品一式で製造・販売する形態であること
4 OEM供給する場合は、相手先が取得したカスタムコードを使用すること
この4点を満たせばカスタムコードの取得が可能です。
まずデータは副搬送波で変調され、その周波数は33kHz〜44kHzです。
多くの場合は38kHzが使用され、ある大手電器メーカでは36.7kHzを採用しています。
図1は信号の構成です。
信号は、リーダー、カスタムコード(16ビット)、カスタムコードのパリティー(4ビット)、データコード、トレーラの各部から構成されています。
・リーダーは信号の先頭を示すマーカー
・カスタムコードはその製品を供給する会社を識別するためのコード
・カスタムコードのパリティーはカスタムコードを4ビット毎にEXORして生成します
・データは送信するデータで第4バイト以降のバイト数は自由です。
・トレーラは信号の終了を示すマーカー
各データはLSBファーストで出力されます。
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図1 信号の構成 |
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図2は各部の波形で、基本パルス幅Tは 0.35ms<T<0.5ms です。
通常は副搬送波周期の整数倍が使用されます。
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図2 各部の波形 |
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図3は今回のリモコンで採用した信号の構成です。
データエリアは規定されていないので、システムビット、データコード、パリティーと割り当ててました。
パリティーはメーカーコードのパリティーから8ビット単位でEXORを取りパリティーとしました。
トレーラは30msにしました。これはリーダーを見つけるために1信号の長さより長く、かつ長押しで使用するときに違和感がない長さです。
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図3 今回のリモコンの信号構成 |
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安田電子設計事務所は家製協フォーマット・光ワイヤレスリモコンのフォーマットに精通しています。
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半導体回路・電子回路・電子機器設計のご用命は 有限会社安田電子設計事務所へ!! |
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